「いってきます」10周年を迎えたエッセンシャルコレクションのロケに向かう日の朝、会社に向かう26歳の長女と、大学に遅刻しそうで走っていった長男を見送って気づきました。
娘の肩にはグラベルのアーバントート、そして息子の背中には黒のバックパック。2人とも、私がコラボさせて頂いた2021年の初代モデルを未だに使っているんです。毎日持っているから、ところどころ「疲れ」は見えるものの、それでも、完璧に現役。何なら、ほかのモデルも含めると、まさに10年、毎日の通学や臨海学校、習い事にエッセンシャルを使い続けている子供たち。16歳、11歳、6歳だった子供たちは、レスポのバッグと共に大きくなり、彼らには少しオーバーサイズだったトートバッグやバックパックは、しっかりと今はスタイルとしてなじんでいます。
いくらでも他に選択肢があるであろう、彼らがずっと使い続けている理由は、その軽さ、丈夫さ、そして持ちやすさや収納のしやすさの証明だな。そんなことを思いながら、私もアーバントートを持って、この撮影に出かけたのでした。
10年か、すごいな。長かったようで一瞬だったこの時の流れが、使い込んだエッセンシャルを見て、一瞬でフラッシュバック。性別や肩書や、おしゃれの好みや年齢を超えて、その人と人生、そして人と人、そうだ、人と物も——長く大切につないでくれるバッグが、エッセンシャル。
子どもたちに伝えよう。お気に入りを大事にすること、自分の人生を軽やかに力強く生きていくこと、そして、物事の「本質」を見ること。この先もずっと、大切にして、と。